烏丸御池から南へ300m
六角堂頂法寺は,聖徳太子が如意輪観音を本尊として創建したと伝えられる名刹。古くから庶民の信仰を集めてきましたが,とくに中世以降には,祇園会山鉾巡行のくじ取り式や勧進興行の場所として利用されるなど,町を形成する中心的役割を担ってきました。
かつて,六角堂は死者供養の施行銭を配る場所として,洛中の貧民の救済の場であったことは意外と知られていません。今はのどかな境内に,庶人救済を含めた長い歴史が刻まれていることを心に留めておきたいものです。