![]() |
●高熱をともなう場合 腎盂(じんう)腎炎、前立腺炎など、早急な治療を必要とする疾患にかかっている可能性があります。この場合、血尿は軽度のことが多いようですが、放置しておくと、細菌が血管内に侵入し、敗血症になることもあり、要注意です。 こういう時は、緊急に病院を受診して下さい。 |
| 上記以外の場合は、緊急性はありませんが、数日以内には、泌尿器科の専門医を受診されることをおすすめします。
どんな原因であれ、多くの場合、日時がたてば血尿は一旦止まります。できれば血尿が出ている間に受診したほうが原因を検索しやすい場合がありますので、早めの受診をおすすめします。 また、逆に血尿が止まったからといって決して病気が治ったと思わないで下さい。そのような思い込みで、一旦出た血尿を放置したために尿路の癌が進行してしまったという例があります。 | ![]() |
![]() | 血のかたまりを伴わない血尿の場合、出血量は意外にわずかです。 1リットルの尿に1ミリリットルの血液が混じっただけで、尿は赤く見えます。濃い血尿でも(血のかたまりを伴わない限り)、一日の出血量は、せいぜい20〜30mlで、通常、貧血になる心配はありません。 しかし、それ以上に心配しなければならないのが、出血の原因となる疾患なのです。 |
![]() |
血尿の原因の検査として、 ●まず検尿で、本当に血尿かどうかを確認する。 ●レントゲン写真(時に造影剤を使用して尿路をうつしだす) ●エコー
状況によって |
![]() |
![]() |
受診の際には、ぜひ下記の項目についてメモ書きなどをしてきて、担当医師に伝えて頂くことをおすすめします。 |
尿潜血検査は、化学反応を利用して尿中の血液を検出する検査で、検査テープで簡便に調べることが出来ます。テープの色変化の程度で、(−)、(±)、(+)、(++または2+)・・・・・・・・・と段階をつけますが、同じ出血のしかたでも、そのときの尿の濃さや色々な条件で段階が異なる可能性があります。 (+)以上を尿潜血陽性と判断します。この場合多くは顕微鏡的血尿を伴いますが、時に、服用中の薬剤による影響や、特殊な疾患において偽陽性(血尿でないのに尿潜血反応が出る)や偽陰性(血尿があるのに尿潜血反応は出ない)となることがあります。 尿潜血が(+)以下の場合は、特別な疾患がない場合も多いといわれていますが、一度は泌尿器科専門医の受診をしたほうが良いでしょう。ただし、尿潜血と同時にタンパク反応も陽性(特にタンパク 2+以上)の場合は、腎炎などの腎臓内科的疾患の可能性もありますので、腎臓内科をまず受診されるのがよいと思います。
|
![]() |
![]() |
尿潜血で受診されるときも、下記の事柄についてメモ書きなどをしてきて担当医師に伝えて頂くことをおすすめします。 |
●検診検査の中で、尿以外に異常は指摘されていないか。 ●過去に尿検査を受けたことがあるか(職場検診や住民検診などで)、そのときに異常を指摘されたことはないか。 ●尿が出にくくなったり、頻回になったりしていないか。 ●熱は出ていないか。 ●おなかや背中の痛みはあるか。尿を出す時の痛みはあるか。 |
|
●持病や、過去にかかった病気について。 ●手術や放射線治療は受けたことがあるか。 ● 喫煙、飲酒はしているか。 ●現在なにか薬を服用しているか。関係ないと思うものも含め、すべて、リストを持参して頂くとよいでしょう。 |
![]() |
|
|
以上述べましたように、血尿は、様々な病気のサインとなる“赤信号”です。 繰り返しますが、血尿を来す疾患は多岐にわたりますので、自己判断は禁物です。 一旦血尿が消えても、もとの病気は治っていない場合も多いので、必ず専門医を受診されるよう、お勧めします。 |
今回のトピックスの執筆は、泌尿器科の吉田 浩士先生でした。
![]()