京都市環境局 環境企画部 環境管理課
  環境マネジメントシステム  
 

環境マネジメントシステムとは

環境マネジメントシステム

事業者が自主的に環境保全に関する取組を進めるに当たり,環境に関する方針や目標等を自ら設定し, これらの達成に向けて取り組んでいくことを「環境管理」又は「環境マネジメント」といい, このための工場,事業場や行政機関内の体制・手続き等を「環境マネジメントシステム(Environmental Management System)」といいます。

「環境マネジメントシステム」には,国際規格・ガイドラインである「ISO14001」のほかに「KES・環境マネジメントシステム・スタンダード」や「環境自治体スタンダード(LAS−E)」などがあります。


環境マネジメントシステムを導入するメリット

環境マネジメントシステムを導入すると以下のようなメリットがあります。

  • 電力・ガスなどのエネルギー使用料金や廃棄物処理費の削減といったコスト削減や地球温暖化ガス(二酸化炭素等)や環境汚染物質の削減など,環境保全への社会的責任能力の向上
  • 方針・目標を全員で必達する仕組みを導入することによる職員や社員の意識改革及び体制の強化
  • ゴミの分別等によりきれいな環境
  • 情報公開の促進等による,地元住民との協調や協働の強化
  • 自治体や企業のイメージの向上

ISO14001

ISO14001(環境マネジメントシステム−要求事項及び利用の手引)は,環境マネジメントシステム(EMS)を構築するために要求される規格として 1996年9月に発行(2004年11月改訂)し,同様の内容でJIS Q 14001としてJISにも定められています。

ISOとは

ISOはInternational Organization for Standardizationの略号で,日本では国際標準化機構と訳されます。英語名ではIOSとなりますが,ギリシャ語の「平等,標準」という意味のISOSにちなんでISOと略されます。

さまざまな機械には多くのネジが使われていますが,もし,各国で作られるネジの大きさが違ったら,修理ができないなどの大変な問題が起こります。このため,さまざまな分野で世界共通の規格・標準を作るための組織としてISO(本部はスイスのジュネーブ)が1947年に設立されました。

私たちになじみの深いものとしては写真フィルムの感光度(ISO400,ISO100)や非常口の誘導灯(いわゆる非常口のマーク)などのような製品に関する規格と環境マネジメントシステムなどのシステムに関する規格があり,現在ISO規格は1万種以上あります。

JIS(Japanese Industrial Standards 日本工業規格)は,ISO規格の国内版ということができます。



ISO14001の規格が要求すること

規格というと,(例えばネジの)形状・寸法のような「物」を連想しがちですが, ISO14001では,環境に配慮した諸活動を行っている「組織」であるかを判定するものです。

具体的には,環境方針を立て,その実現のために計画(Plan)し,それを実施及び運用(Do)し,その結果を点検及び是正(Check)し, もし不都合があったならそれを見直し(Act),再度計画を立てるというシステム(PDCAサイクル)を構築するために必要な 事項を規格として定められています。

<方針作成>
  • 最初に最高責任者が定め,全員に周知するとともに広く一般に公表する。
<PLAN 計画作成>
  • 環境負荷の程度等,現在の状況を把握し,現在の技術レベルや経営上の都合,利害関係者の意向などを考案し,環境目的や目標を設定する。その後,達成手段や時期,担当者等を決定する。
<DO 実施・運用>
  • 計画を実施するための体制を設定し,組織全体で仕事の進め方や運用基準を文書にし,実行する。
<CHECK 点検・是正>
  • 目標の進歩状況を定期的に監視,測定し,不都合があれば是正措置を取る。
<ACTION 見直し>
  • これらの結果を最高経営層が定期的に見直し,必要ならばシステムを修正する。

PDCAサイクル

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