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| バランスシート | 行政コスト計算書 |
企業会計における貸借対照表の考え方を市町村などの公会計に導入したものが,「バランスシート」です(企業会計における貸借対照表も一般にバランスシートといいますが,これと区別するため,ここでは公会計におけるものを「バランスシート」と呼ぶことにします)。
企業会計における貸借対照表は,右側の「負債」と「資本」の項目に必要な資金をどのようにして集めたかを,左側の「資産」の項目にその資金をどのような形で使ったかをまとめたもので,企業の財務の状況を示すために用いられるものです。
バランスシートは,貸借対照表と同じように,左側に施設などの「資産」を,右側にその「資産」を作るための市債の残高など将来負担すべき「負債」をまとめたものです。これにより,これまでの公会計では難しかった財産や市債などの状況を簡単につかむことができるようになりました。
京都市は,市民の皆さんのために幅広く仕事を進めていますが,この中には,地下鉄における運賃など独自の収入が見込めるため,その収支を明らかにできるよう,特別の「財布」,すなわち「特別会計」を設けているものがあります。更に,仕事を進めるため,専門の会社など「外郭団体」を新たに立ち上げたものもあります。
民間企業でいえば「子会社」に当たるこれらの特別会計や外郭団体も一まとめにして,京都市の仕事全体にわたる財産や将来の負担の状況を示すため,「連結バランスシート」を作成する取組も進めています。
平成15年度決算については,病院など5つの公営企業会計を含む「公営企業を含む全体のバランスシート」を作成し,平成16年度決算については,京都市の全会計と主な外郭団体を含む「連結バランスシート(試案)」を試行的に作成しました。

◎対象会計
国の「地方財政状況調査」(決算統計)において標準とされる普通会計(一般会計に特定の特別会計を加えたもの)
◎基準日
当該年度末現在
◎基礎数値
昭和44年度〜当該年度の決算統計の数値
◎固定・流動
資産,負債とも1年を基準として区別
バランスシート行政コスト計算書
○資産
1会計年度を超えて市の活動に役立てることが見込まれるもの
○有形固定資産
土地,建物,機械装置,備品など長期間使われる資産。ただし,決算統計が電算化された昭和43年度以前に取得した資産は対象外
○流動資産
現金・預金及び1年以内に現金化することが可能な資産。予測できない収入の減や支出の増に備える「財政調整基金」,市債の返済に充てる「減債基金」を含む。
○負債
将来において支払や返済の必要があるもの
○地方債
年度末市債残高から翌年度に償還予定の元金を引いたもの
○退職給与引当金
年度末に職員全員が普通退職した場合の退職金の所要額
○正味資産
資産のうち市税や国庫支出金などによりすでに取得したと考えられるもの