氏は、我が国東洋史学界の先達として史学界に重きをなし、「塞外史」のうち特に、「西域史」の研究については決然として新分野を開拓し、ロシアをはじめ各地を訪ね遺文を解明し、千古の疑を解き余人のなし得ざる学績を収め、我が国の西域史学を樹立して万世不滅の文功を立て、以って日本史学をして世界に光輝あらしめられた。 また、教育者として後進の育英に当たること多年に亘り、学徳共に高く、声望内外に及び遂に推されて京都帝国大学総長となり、文教の枢機に参画し、我が国学術界に貢献された功績は誠に大である。