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氏は、我が国電気工学界の権威者で今日までに幾多の有益な研究を完成した。特に、変圧器巻線に関する研究、高電圧過渡現象測定に関する研究並びに高周波焼入に関する研究は、し界における最高峰である。このため藍綬褒章及び英国電気学会賞を受けられた。また、我が国教育行政の上に深い情熱を寄せてこられたことは世人のあまねく周知するところであり、常に世界的視野に立って教育の振興、学術文化の向上に尽くされた功績は大きい。
博士はドイツ、イギリス、アメリカ諸国に留学し、電気工学を研究して帰朝以来京都帝国大学総長に任ぜられるまで約33年間学問の研鑽と学生の指導とに専念し、特に博士の薫陶を受けた門下生は立派な研究業績を挙げ、我が国電気工学界に活躍する有為な人材が多いことを見ても人格高潔、学識経験に富む大学者であることを物語る一つの証左である。
更にまた、中央の機関においても日本学士院会員、教育刷新協議会委員、大学設置審議会委員、大学基準協会副会長等の要職にあって広く教育行政の全般に亘る基本対策の樹立に参画し、我が国における教育政策の推進に大いに寄与された。 |