氏は、7才で初舞台を踏んでから、70年間歌舞伎俳優として、第一線で活躍、伝統芸術としての歌舞伎の改革と発展に尽力され、特に二代目左団次と十五代目羽左衛門の芸境を正しく伝えるとともに、芸術院会員として、また、重要無形文化財保持者及び文化功労者として舞台芸術ひとすじに精進され、その清潔で磨きのかかった芸風は、我が国演劇界の貴重な存在であった。