清水焼発祥地五条坂

HI004

きよみずやきはっしょうのちごじょうざか
石碑(0006909)石碑周辺(0006913)

 清水焼は東山清水・五条坂で焼かれた陶磁器の総称で,いわゆる京焼の一つ。起源には諸説あるが,慶長年間(1596〜1615)に開窯にされたと考えられる。元和年間(1615〜24)には名工が輩出した。粟田焼が高級陶器を中心に生産したのに対し,日常雑器類の生産を主に発展し,文政年間(1818〜30)以降磁器生産が始まり,高級化していった。陶家として清水六兵衛・高橋道八家などがある。大正期以降,粟田焼が衰微すると京焼物全体を表わすものとなった。この石標は,五条坂が清水焼の発祥地であることを示すものである。

所在地東山区五条通東大路西入北側(若宮八幡宮前)
位置座標北緯34度59分40.7秒/東経135度46分28.7秒(世界測地系)
建立年1985年
建立者五条坂陶栄会
寸 法高197×幅45×奥行24cm
碑 文
[南]
清水焼発祥之地
   五条坂
[西]
七代
   清水六兵衛書
[北]
陶栄会創立三十周年を記念し
会員二十八名並びに関係者有志一同
ここに感謝の碑を建之す
   昭和六十年春   五条坂陶栄会
調 査2002年2月18日
備 考

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