翠紅館跡HI006 |
すいこうかんあと |
翠紅館は,正法寺の子院であったが,眺望に優れたので,庶民の遊興や文人の詩歌・書画会などの貸席として使われ,叔阿弥と称した。天保年間(1830〜44)に西本願寺の所有となり,荒廃していた庭園を整備,書院を新築して翠紅館と称した。幕末に勤王の志士の集会所となったことから有名になった。文久3(1863)年正月や同年6月等に,反幕府勢力の各藩志士代表者の会議がもたれ,攘夷の具体策が検討された。これを世に翠紅館会議といった。この石標は翠紅館の跡を示すものである。現在は料亭として使用されている。 |
所在地 | 東山区桝屋町 |
位置座標 | 北緯34度59分56.7秒/東経135度46分52.5秒(世界測地系) |
建立年 | 1968年 |
建立者 | 京都市 |
寸 法 | 高120×幅18×奥行18cm |
碑 文 | |
[北] | |
翠紅館跡 | |
[東] | |
昭和四十三年十一月 京都市 | |
調 査 | 2002年2月14日 |
備 考 |
位置図 | |