翠紅館跡

HI006

すいこうかんあと
石碑(0006657)石碑周辺(0009819)

 翠紅館は,正法寺の子院であったが,眺望に優れたので,庶民の遊興や文人の詩歌・書画会などの貸席として使われ,叔阿弥と称した。天保年間(1830〜44)に西本願寺の所有となり,荒廃していた庭園を整備,書院を新築して翠紅館と称した。幕末に勤王の志士の集会所となったことから有名になった。文久3(1863)年正月や同年6月等に,反幕府勢力の各藩志士代表者の会議がもたれ,攘夷の具体策が検討された。これを世に翠紅館会議といった。この石標は翠紅館の跡を示すものである。現在は料亭として使用されている。

所在地東山区桝屋町
位置座標北緯34度59分56.7秒/東経135度46分52.5秒(世界測地系)
建立年1968年
建立者京都市
寸 法高120×幅18×奥行18cm
碑 文
[北]
翠紅館跡
[東]
昭和四十三年十一月   京都市
調 査2002年2月14日
備 考

位置図
位置図

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