円光大師旧跡

HI050

えんこうだいしきゅうせき
石碑(0008264)石碑周辺(0008266)

 この地は,清涼山光明真言院正林寺という浄土宗の寺。もと関白九条兼実(1149〜1209)の別業の地で,兼実は浄土宗開祖円光大師(法然,1133〜1212)を請じ,度々法談を行った。のち法然の寺坊となり,承元元(1207)年の法然流罪で中世には廃絶したが,享保18(1733)年に義山・恵空が北野の正林寺を移して中興した。宝暦年間(1751〜64)建立の本堂に阿弥陀如来像,大師堂に円光大師像を中心に九条兼実・聖光国師像を祀る。この石標は法然ゆかりの地を示すものである。

所在地東山区上馬町(正林寺前)
位置座標北緯34度59分28.0秒/東経135度46分47.2秒(世界測地系)
建立年明和元年
建立者久保田
寸 法高186×幅35×奥行34cm
碑 文
[西]
円光大師旧跡
[東]
東山留聖迹松谷仰遺風
                                 霊巌海拝題併書
専念無量寿永帰代祖功
[南]
明和元年甲申九月
調 査2002年2月27日
備 考建立者は台座東面の記載による

位置図
位置図

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