車塚の跡

HU022

くるまづかのあと
石碑(0009705)石碑周辺(0009706)

 車塚は竹田四十八塚として旧竹田村地域に散在している墓塚の一つと考えられる。詳細は不明だが,一説に鳥羽殿の遺跡といわれる。この地安楽寿院は,鳥羽上皇(1103〜56)の御願により鳥羽離宮東殿の地に創建された御堂。鳥羽離宮を開いた白河法皇(1053〜1129)が,離宮より東山へ花見の宴に行った折に,裾野の外れの当所に車を駐め,桜花を愛でたという。この石標は,白河法皇が車を駐めた車塚の跡を示すものである。

所在地伏見区竹田浄菩提院町(安楽寿院前)
位置座標
建立年1979年
建立者竹田史跡保存会
寸 法高142×幅24×奥行15cm
碑 文
[正面]
史跡 車塚の跡
[裏面]
鳥羽離宮より東山へ 花見の宴に御幸の白河法皇 裾野の
外れたりし当所に輦を駐め 桜花を愛で給う
 昭和五十四年二月十一日建之  竹田史跡保存会
調 査2002年3月14日
備 考竹田三ツ杭町に建てられ,のち現在地に移された

位置図
位置図

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