淀川瀬水車旧趾

HU047

よどのかわせのみずぐるまきゅうし
石碑(0029286)石碑周辺(0029287)

 淀の地には昔から水車が設けられ,12世紀末の『梁塵秘抄』にも淀の川瀬の水車と詠われた。江戸時代には淀城北側,桂川と宇治川の合流点附近に大小二つの水車があった。大は直径8間,小は6間で,川の水を吸い上げ,淀城の泉水に引いていた。この水車は,天正14(1586)年,淀水運支配河村与三右衛門(?〜1615)が作ったもので,もとは農業用であった。この石標は水車の跡を示すものである。

所在地伏見区淀本町
位置座標北緯34度54分20.5秒/東経135度42分59.5秒(世界測地系)
建立年1928年
建立者三宅安兵衛遺志
寸 法高136×幅19×奥行20cm
碑 文
[東]
淀川瀬水車旧趾
[西]
昭和三年秋   京都三宅安兵衛依遺志建之
調 査2002年2月13日
備 考2013年に南西方向へ約20メートル移築/移築前の旧データはここ

位置図
位置図

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