小野小町双紙洗水遺跡

KA086

おののこまちそうしあらいのみずいせき
石碑(0007346)石碑周辺(0007348)

 謡曲「草(双)紙洗小町」によると,宮中の歌合で,小野小町(生没年未詳)の対戦相手大友黒主(生没年未詳)は,小町の歌が万葉集の古歌からの盗作であると訴え,証拠の万葉集の草子(草紙)を突きつけた。これをよく見ると加筆した跡があり,小町が庭の遣り水で草子を洗うと歌の文字が流れ消えたという。この石標は,小町が草子を洗ったと伝える跡を示すものである。なお,かつてこの地には清和水や更級水とも呼ばれる京都の名水が湧いていた。

所在地上京区一条通堀川東入北側
位置座標北緯35度01分34.4秒/東経135度45分09.2秒(世界測地系)
建立年
建立者
寸 法高62×幅25×奥行25cm
碑 文
[東]
小野小町
            遺跡
双紙洗水
[南]
小町通
調 査2002年2月18日
備 考

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