艸冢銘

KA148

そうちょうのめい
石碑(0028074)石碑周辺(0028075)

 タイトル「艸冢銘」の「艸(草)」は文字のこと。この碑は一種の筆塚である。北野天満宮の祭神菅原道真は,江戸時代には手習い(習字)の神とみなされ,筆塚が全国の天満宮に建立された。この碑は堀正超(景山)が作った銘(四字を一単位とする韻文)を,書家松下烏石が揮毫し建立したものである。

所在地上京区馬喰町(北野天満宮内)
位置座標北緯35度01分52.4秒/東経135度44分07.2秒(世界測地系)
建立年寛保3年
建立者松下烏石
寸 法高118×幅56×奥行24cm
碑 文
[南]
艸冢銘【篆額】
鳥蹟已隆人文聿興衣■木葉 【帛】
亦與斯文惟顛将聖克■■■ 【念入神】
書草蘊崇功進成山肯比■■ 【鶏肋】
宜貽子孫分而為石石可■■ 【與言】
龍蛇所蟄毋乃生雲藤康■■ 【桓篆】
屈正超銘寛保三年癸亥夏四
月烏石山人書立於北野廟側
調   査2009年4月11日
備   考碑文中■は剥落箇所/『拾遺都名所図会』巻一により【 】に補った/同書によれば最初は絵馬堂の西に立てられたという

位置図
位置図

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