堀河天皇里内裏跡

NA071

ほりかわてんのうさとだいりあと
石碑(0005353)石碑周辺(0005356)

   平安京左京三条二坊九町から十町にかけてあった藤原基経(836〜891)邸を堀河院(堀川殿)といい、関白藤原兼通(925〜977)によって改修され、円融天皇(959〜91)の時初めての里内裏となった。以後、白河天皇(1053〜1129)・堀河天皇(1079〜1107)の里内裏となった。とりわけ堀河はこの邸宅を愛用し、ここで成長、受禅、崩御した。平安京における名邸の一つとして知られたが、保安元年(1120)に焼失した後、廃絶。この石標は堀河院の跡を示すものである。

所在地中京区堀川通二条下る東側(京都国際ホテル前)
位置座標北緯35度00分48.2秒/東経135度45分07.9秒(世界測地系)
建立年1989年
建立者藤田観光株式会社
寸 法高最大97×幅最大173×奥行約20cm
碑 文
[西]
堀河天皇里内裏址
[東]
平成元年七月
藤田観光株式会社
代表取締役社長   田中雄平   書
調 査2002年2月5日
備 考2014年末に京都国際ホテルが閉業。2020年に、現地にホテル・ザ・ミツイが開業したが、石碑は2023年の確認では所在不明。

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