徳川時代金座遺址

NA093

とくがわじだいきんざいし
石碑(0004966)石碑周辺(0004962)

 金座は江戸幕府の金貨(小判・一分判)鋳造所。烏丸通の西,二条通と三条通間の両替町にあった。その成立は慶長年間(1596〜1615)に堺・大坂・伏見から金屋・金吹きをこの地に集めたことによる。幕府御用達商人筆頭の後藤庄三郎が金座の御用改係をつとめ,役所が置かれた。寛政の改革(1800)以後京都での小判の鋳造は行われず,御所御用箔・京坂金職の取り締まりのみをするようになった。明治元(1868)年廃止。この石標は徳川時代金座の跡を示すものである。

所在地中京区両替町通押小路下る東側(旧龍池小学校前)
位置座標北緯35度00分43.1秒/東経135度45分33.8秒(世界測地系)
建立年1917年
建立者京都市教育会
寸 法高123×幅18×奥行18cm
碑 文
[西]
此附近   徳川時代金座遺址
[北]
大正六年一月建之   京都市教育会
調 査2002年2月6日
備 考

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