御庵室遺蹟

SA035

ごあんしついせき
石碑(0009968)石碑周辺(0009964)

 この地は,建礼門院平徳子(1155〜1213)の隠棲の地として知られる。徳子は平清盛(1118〜81)の娘で,高倉天皇(1161〜81)の中宮となり,安徳天皇(1178〜85)を生んだ。寿永2(1178)年の平家都落ちに同行し,文治元(1185)年壇ノ浦合戦で安徳天皇とともに入水するが源氏方に捕らえられ,京都へ送還された。のち東山長楽寺で出家し,大原へ移った。後白河法皇(1127〜92)がその閑居を訪れる話は『平家物語』の大原御幸として有名。この石標は建礼門院の庵室跡を示すものである。

所在地左京区大原草生町(寂光院内)
位置座標北緯35度07分27.2秒/東経135度49分16.7秒(世界測地系)
建立年1925年
建立者
寸 法高203×幅34×奥行34cm
碑 文
[南]
御庵室遺蹟
[北]
大正十五年十一月有志建之
調 査2002年3月26日
備 考

位置図
位置図

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