俊寛僧都故居碑 碑文の大意
もと法勝寺の執行俊寛僧都は,朝廷の権力がないがしろにされたことを憤り,平家を討伐しようとして失敗し死海島に流された。そののち法勝寺はたびたび兵火で焼かれたが,俊寛の旧居とその阿伽井だけは七百年を経た現在でもなお残っている。僧都の忠誠が鬼神に通じてそうなったのであろうか。俊寛の旧居は今は満願寺の内になっている。寺主日輝と有志は資金を出し,旧居を補修し碑を建てることを計画した。僧都の霊もまた満足していることであろう。