大日本武徳会武道専門学校碑

SA056

だいにっぽんぶとくかいぶどうせんもんがっこうひ

  
石碑(0009133)石碑周辺(0009142)

 大日本武徳会は,桓武天皇(737〜806)が平安京武徳殿で武技を奨励したことに因んで,明治28(1895)年平安神宮創設を機に設立された。明治38年,この地に武術教員養成所が開設され,のち武道専門学校となった。昭和21(1946)年敗戦に伴い閉鎖された。この石標はその跡を示すものである。

所在地左京区岡崎円頓美町(京都市武道センター内)
位置座標北緯35度01分00.7秒/東経135度46分51.3秒(世界測地系)
建立年1987年
建立者大日本武徳会武道専門学校卒業生有志・薙刀術教員養成所卒業生有志
寸 法高約286×幅約225×奥行103cm
碑 文
[南]
大日本
         武道専門学校碑
武徳会
               第二十六回卒業生   鶴丸寿一書
[北]
   明治二十八年京都遷都千百年記念として平安神宮を建立
延歴尚武の古例に倣って大日本武徳会を設立   同三十二年
武徳殿が造営された   同会は時代の要請に対応して   同三
十八年   この地に武術教員養成所を開設   爾来四十年武徳
学校   武術専門学校   武道専門学校と称し   明治   大正
昭和三代に亘るわが国武道指導者育成の拠点となったが
大東亜戦争終結と共に廃絶の止むなきに至った
   昭和五十八年武徳殿大修復   武道センタ−本館建設のた
め   母校々舎は撤去された
   茲に有志相図り   建碑してその跡を顕示するものである
   昭和六十二年   三月吉日
         大日本武徳会   武道専門学校卒業生有志
         大日本武徳会   薙刀術教員養成所卒業生有志
調 査2002年3月11日
備 考台座に建設協賛者名銅板あり

位置図
位置図

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