妙満寺跡・二十六聖人発祥地

SI007

みょうまんじあと・にじゅうろくせいじんはっしょうのち
石碑(0005924)石碑周辺(0005927)

 法華宗総本山妙満寺は,永徳3(1383)年室町六条坊門に建立されたが,応仁の乱や天文法華の乱などで移転した。天文7(1538)年この地に落ち着いたが,天正11(1583)年,豊臣秀吉(1536〜98)の命で寺町二条へ移った。
 文禄2(1593)年秀吉の招きで来日したフランシスコ会ペトロ・バプチスタ神父(?〜1596)は,妙満寺跡地を与えられ,ここを拠点に布教活動を行った。慶長元(1596)年,キリシタン追放政策に転じた秀吉は,京都・大坂の日本人信者らとともに神父を捕え,長崎に送り処刑した。のちに彼ら26名は聖人に列せられた。この石標は,妙満寺跡と二十六聖人の遺跡を示すものである。

所在地下京区岩上通綾小路東北角
位置座標北緯35度00分09.1秒/東経135度45分04.4秒(世界測地系)
建立年1979年
建立者茨木
寸 法高113×幅12×奥行12cm
碑 文
[西]
妙満寺跡   二十六聖人発祥之地
[南]
一九七九年七月   茨木■
調 査2002年2月8日
備 考

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