名古曽滝址

UK013

なこそのたきあと
石碑石碑周辺

 名古曽滝は嵯峨天皇(786〜842)の離宮嵯峨院の庭園に設けられていた滝で大沢池の北方にあった。藤原公任(966〜1041)が「滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ」と詠んでいるように,平安中期には既に水は枯れていた。この石標はその滝跡を示すものである。

所在地右京区北嵯峨名古曽町
位置座標北緯35度01分48.6秒/東経135度40分50.6秒(世界測地系)
建立年1929年
建立者三宅安兵衛遺志
寸 法高172×幅19×18cm
碑 文
[北]
名古曽滝趾   滝の音は絶えて久しくなりぬれど
                  名こそ流れてなお聞こえけれ
[南]
昭和四年春   禀京都三宅安兵衛遺志建之
調 査2002年3月1日
備 考

位置図
位置図

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