左女牛井跡

SI030

さめがいのあと
石碑(0029122)石碑周辺(0029123)

 左女牛井(醒ヶ井,さめがい)は京の名水の一つ。源頼義(988〜1075)がこの地に築いた源氏六条堀川邸内の井戸であったと伝える。村田珠光(1423〜1502)が将軍足利義政(1436〜90)に献茶した際にこの水を汲み,千利休(1522〜91)らも愛用したという。第二次大戦中,堀川通の拡幅により消滅した。この石標はその井戸跡を示すものである。なお,この附近を佐女牛井町というのは,この井戸に因むものである。

所在地下京区堀川通五条下る西側
位置座標北緯34度59分39.8秒/東経135度45分07.9秒(世界測地系)
建立年1969年
建立者醒泉小学校創立百周年紀念事業委員会
寸 法高166×幅24×奥行24cm
碑 文
[東]
左女牛井之跡
[南]
昭和四十四年九月建之
[西]
醒泉小学校創立百周年紀念事業委員会
[北]
源義経堀川御所用水と伝えられ足利時代既に名あり元和二年在銘の井戸枠とも」
第二次世界大戦に際し昭和二十年疏開の為撤去さる当学醒泉の名は之に由来する」
                                                                       井筒雅風   記
調 査2002年2月8日
備 考

位置図
位置図

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