芹根水

SI032

せりねすい
石碑(0029268)石碑周辺(0029269)

 芹根水は,堀川通木津屋橋下るの堀川沿いに湧いた水で京の七名水の一つ。堀川と同水位だったので,川水が入らないように書家松下烏石(1699〜1779)が寄進した井筒で囲まれていたと伝えられる。茶人や文人をはじめ人々に親しまれたが,のち堀川の水が流れ込み用をなさなくなった。この石標は,烏石が宝暦年間(1751〜64)に建てたものであるが,昭和57(1982)年の堀川暗渠工事の際に現在地に移された。『都名所図会』巻二に描かれ,京都の名所として知られた。

所在地下京区木津屋橋通堀川西入下る東側
位置座標北緯34度59分14.2秒/東経135度45分07.7秒(世界測地系)
建立年(宝暦年間)
建立者(松下烏石)
寸 法高132×幅45×奥行55cm
碑 文
[西]
芹根水
調 査2002年2月12日
備 考文房四神碑(SI064)と並び立つ

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