摘録


最終更新日:令和5年6月2日

令和5年5月29日

 

報告案件

<1.5月開会市会議案審議結果>
議長
 それでは4月の選挙で選ばれました、67名の議員による初めての市会でございました、京都市定例会5月市会が本日で終了いたしましたので、議案、審議結果についてご報告させていただきます。
 この5月開会市会につきましては、17日から本日の29日までの13日間の審議期間で開催し、5月26日には11名の議員が、市政一般について、代表質問を行いました。 田中前議長からバトンを引き継ぎまして、第86代の議長に就任して、初めての集中審議期間で滞りなく終わったことに今は安堵しております。

 今回の市会は長引く物価高騰への対応として、昨年度から切れ目のない支援を実施するため、住民税非課税世帯等や中小企業・小規模事業者を幅広く対象とした事業者への支援等を行う補正予算のほか、地区計画を認める面積を国基準より緩和していく条例の制定、契約変更等の議論がございました。
 補正予算につきましては、物価高騰の影響を深刻に受けている事業者及び非課税世帯の皆様の生活の安心安全を守るため、市長においては、速やかに支援に係る事業を進めていただきたいと思います。

 それでは、お手元の5月市会、審議結果総括表をご覧いただきますようお願いします。
 市長から提出されました議案は、令和5年度京都市一般会計補正予算など、47件ございました。 市会では本会議で市長、副市長から提案説明を聞いた後、予算特別委員会や、常任委員会において、十分な審議を行ったうえで、47件の議案を原案通り「可決」、「同意」または「可と認める」ことといたしました。
 その上で2件の議案に対し、2個の付帯決議を付すことといたしました。

 また議員提案である市会議案といたしましては、議員の請負状況の公表に関する条例の制定につきまして、全会一致で可決したところでございます。
 従来、議員個人が市に対し、請負をすることは一律に禁止されていたものを、地方自治法の改正によりまして、年間300万円を超えない範囲において請負が可能になったことを受け、透明性の高い運営を行っていく観点から、議員が請負の概要を議長に報告し、それを公表することを迅速に制度化したものでございます。 議会運営の透明性の確保に向けても、不断の取組に努めてきた京都市会といたしましては、今回の条例化により、より一層透明化の確保が図られたと考えております。
 さらに意見書については7件を可決し、小中学校給食の無償化を求める意見書、進行性の障害の状態を踏まえた障害支援区分認定及び支給決定に係る適切な運用を推進するための措置を求める意見書、特別支援学校・学級等の教員増員を求める意見書等を国に提出することといたしました。

 5月市会における議案審議結果は以上でございます。

質疑応答

記者
 初めての議会で安堵しているとおっしゃいましたが、具体的にはどういうところで、ほっとされてるんですか。

議長
 議長として、初めて議長席に座らしていただいて、いろいろと進行していく中で、ちゃんと終わったというところで、ほっとしたということです。

記者
 本議会中に当時選管委員だった元京都市会議長が書類送検される事案がありましたが、この事件についての受けとめを一言お願いします。

議長
 個々の議員の選挙活動については、やはりご本人が説明すべき事柄だと思っておりますので、議長の職としてのコメントは申し上げにくいところです。

記者
 議員本人の説明責任というお話でしたが、一方で、今回の当該委員の息子である議員が、なかなか取材に応じてもらえなかったり、取材の場で、そもそも公職選挙法違反という認識がなかったり、そういった部分も露呈しましたが、改めてその議員の説明責任のあり方については、どのようにすべきだとお考えでしょうか。

議長
それについても、ご本人がしっかり説明するということ、これに尽きると思います。

記者
 今回の議会の中では議員報酬の削減をめぐって各会派でのやりとりもあったようですが、議長自身は議員報酬のあり方については、どのようなお考えをお持ちでしょうか。

議長
 議員報酬は各会派で議論することとして、今協議されているということですので、それに尽きると思います。

記者
 議長ご自身は議員報酬の現状について、どういう認識をお持ちでしょうか。

議長
 議員報酬は法で決められているものですので、それをいただく中で、しっかりとその職責を果たしていく、これに尽きると思います。